8/22
食べるのが、早い。
どうも、ガキ大将です。
カレーはまるで飲み物のように流し込むし、
からあげはたまごボーロのように口に投げ込む。
味わってないんですよね、基本的に。
とはいえパティシエの時の癖が残っているので、
フランス料理を味わうようにして口の中でパーツを分解、
構成やら作り方やら考えたりする。
それって食べ物に限った話じゃない。
音楽もそうだし、映画もそうだし、本もそう。
味わい方を知らないわけじゃない。
けど無意識的にそうなってる。
音楽も映画も本も、味わい方を知っている(つもり)なのに。
こないだ本を読んでいるときに思った。
凄く好きな流れなのに、シチュエーションなのに、
どうしてもいいまわしが気になってしまった。
登場人物は、特に主人公の親だったりというのは
後で意味を持たせるために出てくるのであって
不用意に出すものではない様に。
それがあるせいでそれまでものすごく好きだったのに、
一瞬で興味がうせてしまう。
音楽も映画も本も食べ物も、
どれもきっと自分にとってそういう風にできているんだろう。
そしてきっと、同じように恋愛もそうなんだろう。